【社説】韓国大統領の12年ぶりの国賓訪米…北核抑止装置の補強が最優先
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.09 09:40
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4月26日に米国を国賓訪問すると両国政府が昨日発表した。昨年5月に就任した尹大統領の3回目の韓米首脳会談であり、大韓民国大統領としては李明博(イ・ミョンバク)元大統領以来12年ぶりの国賓訪問という意味がある北朝鮮の核とミサイルの高度化、米中覇権競争の深刻化、ウクライナ戦争などで国際情勢が緊迫している中で開かれるだけに、いつにも増して会談にかける期待が大きい。
今年が韓国戦争(朝鮮戦争)休戦協定締結70周年と韓米同盟発足70周年ということから両国首脳の前に置かれた課題も多い。韓国の立場では、韓半島(朝鮮半島)が平和定着より戦争の危険性が高まっている状況で、北朝鮮の核脅威に対応する安保態勢を固めることが緊要だ。特に、米国の核の傘、すなわち拡張抑止に対する実行性と信頼性を担保する装置を補強することが急務だ。