「ブレーキ踏まなければ衝突」…中国の秦剛外交部長、米国に鋭い警告(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.08 15:24
中国の秦剛外交部長は7日、「ヒステリックな新マッカーシズムで中米関係を決めてはならない」とし、米国に対して厳しい態度を見せた。就任後初の内外信記者会見でだ。秦部長は中露友好を米中葛藤の前面に出して習近平国家主席3期目の外交が一種の「抗米援俄(米国に対抗してロシアを助ける)」基調であることを示した。例年と違って会見で韓半島(朝鮮半島)問題に対する言及がなく、北核イシューが優先順位から後ろに押されているのではないかとの分析が出た。
秦部長は偵察気球問題から言及した。秦部長は「完全に不可抗力的に起きた偶発的で意外な事件」としながら「米国も現実的な脅威ではないと認識したが、武力を乱用し、これを口実に避けることができた外交危機を作った」と主張した。続いて「最初のボタンを間違ってかけた米国の対中政策が完全に非理性的であり、健全な軌道から抜け出した」と強調した。