ドル高で減少…韓国の国民所得、台湾に逆転される
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.08 08:57
強いドルの威力で韓国人のふところも軽くなった。昨年の韓国の1人当たり国民総所得(GNI)は3万2661ドルで台湾よりも少なかったことがわかった。台湾を下回ったのは20年ぶりだ。昨年対ドルでウォン相場が主要国通貨に比べ大きく落ちたのが主要原因と分析される。
韓国銀行が7日に発表した「2022年10-12月期と年間国民所得」(速報値)によると、昨年の韓国の1人当たり国民所得は3万2661ドルで2021年の3万5373ドルより7.7%減った。ウォン建ての名目国内総生産(GDP)は2150兆6000億ウォンで3.8%増えたが、ドル建てでは8.1%急減したためだ。昨年の平均為替相場は1ドル=1292.20ウォンで、前年の1145ウォンより12.9%のウォン安となった。