【社説】戦略的「ゴールデンタイム」の前に立つ韓日指導者
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.03.04 10:30
日本を「協力パートナー」と意味付けした尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の第104周年三一節(独立運動記念日)演説が韓日関係を急進展させる触媒になるかは今後の日本の反応にかかっている。今回の演説をきっかけに日本が前向きな反応をすれば、今月中に韓日首脳会談が実現する可能性があり、5月に広島で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に日本が尹大統領を招請するという見方も出ている。もちろん楽観論を警戒する慎重論も少なくない。
尹大統領の演説に対して韓国国内の反応は二分化しているようだ。与党の国民の力は「ただ国益の観点で我々が進むべき道を提示した」と評価した。一方、最大野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は昨日、「日本の過ちを合理化して協力を請うのは『校内暴力』の被害者が加害者に頭を下げるようなものだ」と批判した。民主党は尹大統領を「売国奴」李完用(イ・ワンヨン)に例えながら親日に追い込んでいる。一部では「日本の過去の責任への言及が全くない」「徴用問題の解決を期待して過度に低姿勢を見せた」などの批判もあった。