【コラム】世界の主要「都市指数」調べると…ソウル・釜山、スマート指数では共に東京・大阪を上回る(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.03 13:46
世界が国際化・超連結によってそれぞれの距離が狭まり、都市の国際競争力が一層注目されている。主要都市は一つの国の成長エンジン、革新センターを越えて地球村の新たな主役に位置付こうとしている。魅力国家と同じくらい魅力都市が膾炙するのはこのような潮流の反映だ。資本と人材、文化と物流の中心都市は一流国家の条件でもある。国家と都市の興亡盛衰はほぼ同時だが、覇権都市の太陽はそうたやすくは沈まない。大英帝国の太陽は暮れて久しいが、金融をはじめとするロンドンの威光は相変わらずだ。公信力ある国際評価機関の都市競争力関連のランキングが関心を引いている理由だ。
◇金融ハブから押し出されれば世界の辺境に転落
韓国の顔であるソウルと第2都市の釜山(プサン)の最新の座標軸はどうなっているだろうか。金融中心地(ハブ)の競争力から探ってみよう。英国シンクタンク「Z/Yen」が2007年から3月と9月に出している国際金融センター指数(GFCI)は金融ハブ都市競争力の代表的なものさしだ。ビジネス環境、人的資本、インフラ、金融部門の発展、評判の5つの分野を点数化して都市順位を付ける。