日本経済の「救援投手」日銀総裁候補の所信…「金融緩和を継続」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.24 16:08
「日本のバーナンキ」と呼ばれる植田和男・次期日本銀行(日銀)総裁候補(71)が24日、日本が低成長から脱出するために金融緩和を継続していくべきという立場を初めて明らかにした。安倍晋三元首相と足並みそろえて過去10年間にわたり日銀を率いてきた黒田東彦総裁(79)のマイナス金利など金融緩和を通した景気浮揚を維持するということだ。日銀総裁の交代で市場では日本が米国や欧州のように利上げに向かうという期待感があったが、日銀を今後5年間率いる植田氏はこれとは異なる説明をした。
この日午前9時30分から開かれた衆院議院運営委員会で、植田氏は「現在の日銀の金融政策は適切だ。緩和を継続して経済を支え、企業が賃上げをできる環境を続ける必要がある」と述べた。植田氏がこのように話した背景には日銀が定めた物価2%達成という目標がある。物価が上がってこそ景気が循環するからだ。