韓国材料研、人間の脳と類似の「ニューロモルフィック」半導体素子を開発…世界初
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.09 13:24
韓国科学技術情報通信部傘下の政府出資研究所である韓国材料研究院(KIMS)ナノ表面材料研究本部キム・ヨンフン、クォン・ジョンデ博士研究チームが、リチウムイオンバッテリーの核心材料であるリチウムイオンを薄膜化して、高集積・高信頼性を持つ次世代ニューロモルフィック半導体素子を世界で初めて形にすることに成功した。該当技術は最近注目を集めているリチウムイオンバッテリーの核心素材であるリチウムイオンを超薄膜化して、これを2次元ナノ素材と組み合わせることによって、高集積が可能ながらも高信頼性を持つ次世代人工知能半導体核心素子を製造する技術だ。
ニューロモルフィック半導体素子はヒトの脳を模してシナプスとニューロンで構成されている。この時、情報処理と保存機能を同時に遂行するシナプス素子の開発が必須だ。シナプス素子はヒトの脳のようにニューロンの信号を受けてシナプス荷重値(結合強度)をさまざまなレベルで変調させて情報の処理と記憶を同時に実行する特徴を持つ。特にシナプス荷重値の線形性と対称性を満たせばさまざまなパターン認識を容易に低電力で実現させることができるという長所がある。