180億ウォンの軽油、ロシアのタンカーから中国経て北朝鮮に…業者を捜査中
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.08 11:44
韓国海洋警察が韓国の石油輸出入業者が関係機関の承認を得ずに北朝鮮に軽油を供給したという疑惑に対し捜査を拡大している。西海海洋警察庁広域捜査隊は7日、2021年10月から昨年1月まで35回にわたり軽油1万8000トン(時価180億ウォン相当)を北朝鮮に供給し南北交流協力法違反などの容疑で石油輸出入業者A社を捜査中だと明らかにした。
海洋警察によると、A社はロシアの1万トン級タンカーのP号を借りた後、東シナ海で中国の船舶に軽油を載せ替えた。P号は船舶自動識別装置(AIS)を切った状態だった。軽油を供給された中国船は近くに待機していた北朝鮮の船舶にこれを載せ替えていたと調査された。海洋警察は6日にA社と中国海運会社の取引を仲介した中国同胞ブローカーを南北交流協力法違反容疑で逮捕し送検した。事件を担当する群山(クンサン)支庁は7日、「事件を刑事2部に割り当てた。厳重な事案で徹底して捜査する予定」と話した。
◇英シンクタンク暴露した疑惑も捜査