「ベトナム戦の民間人被害、韓国政府に賠償責任」 韓国裁判所が初めて認定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.08 07:08
ベトナム戦当時に韓国軍が犯した民間人虐殺被害を政府が賠償するべきだとする初めての判決が下された。ソウル中央地裁民事68単独パク・ジンス部長判事は7日、「フォンニィ村民間人虐殺事件」生存者であるグエン・ティ・タンさん(63)が韓国政府に対して出した損害賠償請求訴訟で原告勝訴の判決を出した。
ティ・タンさんは7歳だった1968年2月、韓国軍が南ベトナムのクアンナム省ディエンバン県フォンニィ・フォンニャット村を攻撃したことによって家族5人を失い、自身も腹部に銃傷を受けたと主張して2020年4月に訴訟を起こした。当時、村の老人や子どもなど約70人が亡くなったという。ベトナム戦当時、韓国軍の民間人虐殺事件に対してベトナム人被害者が韓国政府の責任を問い訴訟を起こしたのはティ・タンさんが初めてだ。