145センチに30キロ「ガリガリ」なのに…「アイドルになりたい」韓国の青少年、過度なダイエット
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.06 09:44
京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)に住む小学校6年生のイ・ユジンさん(12)は身長145センチに体重30キロ程度で、同年代より痩せているにもかかわらず、1年間ダイエットを続けている。「(ガールズグループIVEの)チャン・ウォニョンのようになりたい」というのがユジンさんの希望だという。ユジンさんは1日2食だけ食べ、1食に2スプーン程度のご飯を食べ、炭水化物を極端に減らしている。少しの鶏むね肉やサラダが唯一のおかずだ。ユジンさんの母親は、「チャン・ウォニョンさんのようになるためには、よく食べて運動しなければならないと説得しても通じない。強制的にご飯を食べさせるわけにもいかないし…」と気をもんだ。
最近、摂食障害を患う10代が増え、青少年の健康に赤信号が灯っている。5日、健康保険審査評価院によると、神経性食欲不振症(拒食症)で病院を訪れた患者は、2017年1661人から2021年2201人へと5年間で約30%増えた。2021年基準で患者2201人のうち、女性が1648人(75%)だったが、このうち10代の青少年が25%(418人)で最も高い割合を占めた。最近5年間、70代以上を除いて最も診療人員が多い性別・年齢集団は「10代女性」(計1588人)ということが分かった。