「疲れ果てる韓国の看護師たち…一人が患者18人を担当、米国の4倍」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.03 12:00
「新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の克服のために努めた看護師を呼んで、お茶でも一杯飲みながら励ましてほしいです」
大韓看護協会のシン・ギョンリム会長は先月30日、中央日報とのインタビューで、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領にこのように要請した。今年、看護協会創立100周年を迎え、看護師が韓国近現代史でどのような活躍をしたのか説明する中で出た話だ。シン会長は「看護師が24時間患者のそばを守っていたため、新型コロナに最も多く感染した。防護服を節約するために4時間連続で勤務した(元々は2時間交代)。トイレに行ってくると防護服を着替えないといけないので水も飲まず、母親の臨終さえ看取ることができなかった人がいる」と回想した。
シン会長は「病院が努力したのは事実だが、病院への補償に比べれば、看護師はあまり受けていない。900億ウォン(約94億円)の手当てを配ったのが全部だ。それでも看護師は何も言わない。心が清らかではないか」とし、「新型コロナの対応のために人材が派遣され、一般病棟の看護師も2、3人分の役割を果たした。尹大統領が『あなたたちのおかげでマスクを外すことができた』と認めてほしい」と述べた。シン会長は「看護師でなかったら、より多くの死亡者が発生しただろう」とし「当協会と国立中央医療院が集中治療専担看護師を700人教育したが、これが中断された。パンデミックがまた来ると思うので、あらかじめ準備が必要なのに…」と残念な気持ちを示した。