【コラム】韓国の政治に未来と希望はあるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.03 11:44
かつて行動科学系の人たちの主張が多くの影響を残した。人は与えられた運命を変えられるのか。ギリシャの非劇作家は外からの運命は変えることができないといった。半面、シェークスピアの悲劇では運命は人間的限界の中で変えることができると明らかになる。性格が運命であることもあるからだ。性格を変えれば運命も変わるということだ。持って生まれた性格をどう変えるのか。習慣を変えれば自身も知らない間に性格が変わる。習慣は行動を継続し、変えれば違ってきたりする。行動を変えることは誰でも可能だ。考えを変えればよいからだ。なら、結論は簡単だ。性格は誰でも変えることができ、また変えるようになっているということだ。
◆宗教教理主義と政治教条主義
問題は考えを変えられない人たちが多いという点だ。宗教的信仰を教理主義として受け止めれば信仰を変えてはいけないと考える。道徳的価値を教条主義として絶対化する人はその価値観のために考えを変えるのが難しくなる。共産主義者は唯物史観を絶対価値とするため、政治の方向と方法を変えにくい。