米国防総省、台湾付近のフィリピン軍基地4カ所の使用権を追加確保
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.03 10:19
台湾海峡で米国と中国の緊張が高まる中、米国が台湾と隣接したフィリピンで米軍が駐留できる基地4カ所を追加確保した。
CNNなどによると、米国防総省は2日(現地時間)、フィリピン国防総省と結んだ防衛協力強化協定(EDCA)に基づき、フィリピン内の戦略地域にある軍基地4カ所に対する使用権を締結したと発表した。両国は具体的な軍基地の位置は公式発表しなかった。
ただし、ワシントンポスト(WP)は両国が交渉を通じてフィリピンの本島・ルソン島北部に位置する軍基地2カ所などに対する使用合意を終えたと報じた。ルソン島はフィリピン領土の中で台湾と最も近く、中国の軍事的脅威を牽制するための戦略的要衝地と評されている。この他、中国が領有権を主張して軍基地を構築した南シナ海のスプラトリー諸島(中国名・南沙群島、ベトナム名・チュオンサ諸島、フィリピン名・カラヤーン群島)に隣接したパラワン島の軍基地も米軍の使用対象に含まれたとロイター通信が伝えた。