韓国、1月の消費者物価上昇率5.2%
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.03 09:43
落ちつくかと思われた物価が年初にまた上がった。電気・ガス・水道料金が大幅に上昇しながらだ。韓国銀行(韓銀)は「予想範囲」と診断したが、公共料金発の物価暴騰の懸念が強まっている。
統計庁が2日に発表した「消費者物価動向」によると、1月の消費者物価指数は110.11(2020年=100)と、1年前に比べ5.2%上昇した。昨年5月から9カ月連続で5%を上回った。昨年の年間物価上昇率は5.1%と、通貨危機当時の1998年(7.5%)以来24年ぶりの最高値となった。特に注目されるのは3カ月ぶりに物価上昇幅が拡大した点だ。物価上昇率は昨年7月に6.3%でピークだった。その後は緩やかに下降し、11月と12月は5.0%だった。しかし先月また上昇に転じた。
物価上昇の要因は公共料金だ。先月、電気・ガス・水道料が1年前に比べ28.3%上昇した。これは別途統計の作成を始めた2010年以降の最高値。これに先立ち産業通商資源部は今年1-3月期に電気料金をkWh(キロワット時)あたり13.1ウォン引き上げる料金調整案を発表していた。