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[ウクライナルポ]「韓国のように復興する」…壮絶だった「死の橋」の横は再建工事中(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.03 07:35
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ウクライナの首都キーウ中心から車で30分ほど行くと目の前はすべて灰色に変わった。マンション・住宅はほぼ倒壊し、そのうえ丈夫なところはどこも銃弾の跡だらけだった。ロシア侵攻1年を控えて、先月31日(現地時間)キーウの関門ともいえるイルピン・ブチャ・ボロデャンカなどを訪れた。昨年2月末の開戦初期、ロシア軍がウクライナ北部の国境から入ってきて3月末の退却前まで無惨に踏みにじったところだ。

◇イルピンにで再建される「希望の橋」

 
それから10カ月以上過ぎたが、出会う人出会う人、その時の苦痛を思い出すことを避けた。それでも立ち止まらなかった。「家も、日常も、私が生まれて暮らしてきたこの場所を必ず以前と同じように再建する」と言って鉄筋を運び、道具を手に取った。「ウイイイーーーン」。工事現場フォーククレーンの音が死を乗り越えて得た希望のサイレンのように聞こえた。

昨年3月初め、ロシア軍がイルピン川を通じてキーウに進撃することを防ぐためにウクライナ軍が爆破した橋に向かった。当時、近くでロシア軍が降り注いだ砲撃を避けて数十人の避難民が残骸の中に身を隠した。どこにも行けないまま橋げたの下で震える人々をAP通信が撮影して全世界に伝えてここは「死の橋」として刻印された。ウクライナは避難民の血と涙が染み込んだ現場を保存することにし、その横に新しい橋をかけていた。

破壊された家を見せてくれるというアンドレイさん(53)の後ろについてあるアパートに入った。一時、アンドレイさんの安息所だったイルピン・セベルニプスク162番地には完全な家具は一つもなく、窓もすべて割れてガラス破片が辺りに無惨に散らばっていた。アンドレイさんは「修理費がどれくらいかかるか分からないが、家を必ず直す」と力強く話した。

キーウ経済研究所が調査したウクライナのインフラ施設被害総額は昨年11月基準で1359億ドル(現レートで約17兆4900億円)。住居用建物(525億ドル)、交通インフラ(356億ドル)、産業施設(約130億ドル)などが大きな被害を受けた。ウクライナ側が推算した復旧費用は1兆ドルに達する。世界銀行(WB)は最大6000億ドルと推算した。戦争が続くほど被害額と復旧費用は増える見通しだ。再建を助けるために昨年米国など40余カ国が2度会議を開いた。

◇「漢江(ハンガン)の奇跡」を再建モデルに挙げる

ウクライナは戦後の再建モデルとしてドイツと韓国を視野に入れている。特に韓国が韓国戦争(朝鮮戦争、1950~53年)の後に成し遂げた「漢江の奇跡」はウクライナ出版社「ペルン」が発行した10学年(日本の高校2年)用世界地理の教科書に載った。キム・ヒョンテ駐ウクライナ韓国大使は「ペルンの世界地理教科書は公認教科書として採択が有力だ」と話した。

中央日報が256ページ分の実物教科書を確認した結果、6ページにわたって韓国の経済成長などが掲載されていた。現地で会った国立シェフチェンコ大学地理学部のユルリアン・ブレイセフスキー教授は「韓国は開発にまず集中し、教育を強調することによって今の発展に達した」とし「これを見習ってウクライナは従来の農業の他にIT人材と軍事装備分野を通じて経済発展を成し遂げることができるだろう」とした。これに先立ち、ウクライナ教育科学部関係者も「韓国が戦後にどのように経済発展を遂げることができたのか、その原動力を基にウクライナの経済再建のための示唆点を得ようと考えている」と話していた。韓国政府は今年ウクライナ当局者などを招いて韓国戦争以降の発展経験や開発戦略などを共有する計画だ。

[ウクライナルポ]「韓国のように復興する」…壮絶だった「死の橋」の横は再建工事中(2)

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    2023.02.03 07:35
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    破壊されたイルピンのマンション。先月31日(現地時間)撮影。キム・ホンボム記者
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