「韓国の危険な投資」…米シンクタンク、豪州ガス田事業を批判
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.02 07:41
韓国貿易保険公社が最近オーストラリアのバロッサ・カルディタ海上ガス田開発事業の金融支援保証有効期間を延長することを決め内外で議論が起きている。海外のエネルギーシンクタンクからも「危険で無責任な投資」という批判が出てきた。
米エネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)のエネルギー専門アナリスト、ブルース・ロバートソン氏は中央日報との単独インタビューで「韓国貿易保険公社と韓国輸出入銀行がバロッサガス田に金融支援を継続するのは財政的に危険で無責任だ」と批判した。その上で「公的資金が容認できないリスクにされされ投資金を失いかねないプロジェクト」と警告した。ロバートソン氏は経歴36年のアナリストで、スイスの金融グループUBSなど金融機関でファンドマネジャーや専門投資家として働いた。
バロッサガス田はオーストラリア北部ティウィ諸島近隣海域で推進中の37億ドル規模の天然ガス開発事業で、SKグループのエネルギー会社であるSK E&Sが14億ドルを投資し権益の37.5%を持つ主要事業者として参加中だ。韓国貿易保険公社は2021年、韓国輸出入銀行は昨年、この事業に金融支援を決めた。総額8000億ウォン規模だ。