砂漠のような独島の海底、生態系を調査(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.01 13:48
岩や砂利が広がる海底から海藻が消える磯焼け。海藻が消えた岩盤には無節石灰藻が育って白くなったりする。現在、韓国国内の海の岩盤底層3万8000ヘクタールのうち1万2700ヘクタール(33.5%)でこうした「砂漠化現象」が確認されている。特に東海(トンヘ、日本名・日本海)の真ん中の独島(ドクト、日本名・日本海)周辺海域は1990年代後半から2000年代初期の間に磯焼けが進み、海藻の分布と多様性が急激に低下した。
独島をはじめ東海岸に見られる磯焼けは、ウニが海藻を食べて生じると専門家らは推定した。磯焼けを英語で「urchin barren(ウニ荒地)」という理由だ。済州(チェジュ)や西南海岸では、地球温暖化で海水温度が上昇し、陸地から流れ込んだ汚染物質が磯焼けの大きな原因に挙げられたが、これとは差がある。