サムスン半導体10-12月期営業利益97%減、今年1-3月期はさらに暗い見通し
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.01 09:17
サムスン電子が韓国企業で初めて年間売り上げ300兆ウォン時代を開いたが、笑うことはできなかった。昨年10-12月期に主力である半導体事業で営業利益が前年同期比97%急減する「アーニングショック」を記録したためだ。この日サムスン電子の株価は前日終値より3.63%安の6万1000ウォンで取引を終えた。ただサムスン電子は「今年の(メモリー半導体)設備投資は昨年と同水準(約48兆ウォン)になるだろう」としながら市場で予測した減産には線を引いた。
サムスン電子は先月31日に開かれたカンファレンスコール(投資説明会)で、設備投資縮小や遅延計画を問われ「最近の半導体市況低迷は当面の業績に友好的ではないが、未来を徹底的に準備する良い機会だと考える」と明らかにした。相場下落と注文量減少、在庫増加の中でも「減産カード」を使わないという話だ。
代わりにサムスン電子は技術的(自然的)減産の可能性を開いておいた。サムスン電子メモリー事業部のキム・ジェジュン副社長は「生産ライン維持・保守・強化と設備再配置などを進めている」と話した。続けて「新しい工程需要対応に向け米テイラーと平沢(ピョンテク)工場の生産能力拡大投資を続ける予定」と付け加えた。すぐにウエハー投入量を減らすことはないが、先端工程導入、生産ライン効率化などを通じて出荷量を調節できるという意味だ。