出勤前の明け方に配送…韓国、「生計型Nジョブラー」36万人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.31 08:50
29日午前4時、ソウル・瑞草区(ソチョグ)にあるクーパン配送センター。日曜日の夜明ける前だったが、シンさん(41)はこの日配送する荷物を探すことから1日を始めた。彼は自分の車で配送する「クーパンフレックス」のアルバイトを3年にわたりやっている。この日割り当てられた荷物は49件、シンさんは生鮮食品配送に使う保冷バッグとボックスをK3自動車の後部座席とトランクにテトリスをするように積み込んだ。
彼に割り当てられた区域は瑞草区方背洞(パンベドン)のビラと呼ばれる低層集合住宅が集まる街で、エレベーターのない建物が多かった。シンさんは「重い箱を持って階段を上がるのは大変だが、高層マンションはエレベーターの待ち時間が長く、長所と短所がある。5階程度なら階段を走って上り下りする」と話した。午前7時までに終えなければならない明け方の配送は「時間との戦い」だからだ。