【コラム】中国の夢と中国の人口
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.30 13:03
中国は「地大物博人多」の国だ。土地は広く、物産は豊富で、人は多いということだ。そのような中国の戦国時代の人口は2000万程度だったと推算される。その後、長い間5000万前後を行き来して明の時代に6000万を越えた後、清の時代に急増した。1724年1億、1812年3億、1901年には4億を突破した。1949年新中国建国当時5億4000万を記録したが、「人口は力」という毛沢東の言葉に力づけられて1982年には10億、そして2019年には14億を超えた。
しかし永遠というものはないようだ。2021年14億1260万をピークに、昨年は85万減った。マイナス成長に転じたのだが、中国当局の予想を9年操り上げた結果だ。中国の人口減少は世界史的な事件だ。
大きく3つのことを考えることができる。第一は象徴的な意味で「世界最大の人口大国」というタイトルを喪失することになったという点だ。国連によると今年4月中旬にインドが中国を抜いて世界最大の人口大国になる。中国が「世界最大の開発途上国」あるいは「世界最大の消費市場」という修飾語もこれ以上有効ではなさそうだ。