【時視各角】大統領を誤認した2人=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.30 10:33
ソロモンの審判の本当の母親の勇気ある不出馬。「羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)事態」の終点はこのような結末だった。羅元議員は25日の会見で自身の決定をこのように説明した。「私の出馬が分裂フレームとして作動していて、極度に混乱を招いて国民に良くない姿として映る可能性があるため、ソロモンの審判の本当の母親の心情でやめることにした。出馬決定は容易だったかもしれないが、不出馬の決定は勇気が必要だった」。
不出馬が「先党後私」の決断と勇気の結果という説明だ。この言葉を信じる人もいて、信じない人もいる。信じる人たちは不出馬による政治的打撃を甘受するという羅元議員の決定を高く評価する。反対に信じない人たちの中では民主党出身の辛京ミン(シン・ギョンミン)元議員の表現がおもしろい。テレビに出演した彼は「勇気ある不出馬」という説明について「熱いアイスコーヒー」という言葉のような形容矛盾と主張した。羅元議員の不出馬は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との恨み、「尹心」を恐れて下した勇気のない決定ということだ。勇気ある出馬はあっても勇気ある不出馬は話にならないとも指摘した。羅元議員の「不出馬決断」にはさまざまな評価がある。とにかく確実なのは「羅卿ウォン事態」が羅元議員のシナリオ通りに進まなかったという点だ。