北朝鮮の相次ぐ挑発時に北宣伝曲公演…韓国、対北支援団体の監査に着手
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.30 07:24
ソウル市が対北朝鮮支援団体である「わが民族助け合い運動」に対する監査に着手したことが確認された。同団体は北朝鮮のミサイル挑発が頻発した時期に北朝鮮の宣伝歌を演奏するコンサートを開き、西海(黄海)での韓国公務員殺害事件の時期には平壌(ピョンヤン)旅行学校事業を展開した。ソウル市は補助金が適正に使われたのか確認している。
◇「火星8」撃った2021年にコンサート開催
与党「国民の力」の徐範洙(ソ・ボムス)議員室が29日に明らかにしたところによると、同団体は2019年から2021年までソウル市から4億ウォンほどの補助金を支援された。この期間に同団体は「平壌探求学校事業」などを推進した。事業は北朝鮮・統一関連講義と公演などで構成された。2021年6月と10月の2回開かれたコンサートでは金日成(キム・イルソン)主席が直接作ったという『思郷歌』と『花を売る乙女』など宣伝曲が演奏されたという。『花を売る乙女』は革命歌劇(北朝鮮式オペラ)ジャンルで『血の海』『ある自衛団員の運命』とともに北朝鮮の3大古典と呼ばれる。