【ニュース分析】理由あるバイコリア(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.01.22 10:37
14~17日にアラブ首長国連邦(UAE)を国賓訪問した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領にUAEは300億ドル規模の投資を約束した。UAEの歴代国家間最大投資規模だ。48件の了解覚書(MOU)も締結した。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長と現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長ら企業関係者100人余りが経済使節団として同行した中で韓国に対する前面的な信頼を送ったのだ。UAE訪問を終え19日にスイスのチューリヒで開かれたダボスフォーラムに参加した尹大統領は、特別演説を通じて「半導体、二次電池、鉄鋼、バイオ分野で世界最高の生産技術と製造能力を持つ世界的供給網の核心パートナーになるだろう」と話しながら 「大韓民国1号営業社員」を自任した。
だが首脳外交だけでこうした成果を説明するのは難しい。大々的な「バイコリア」に出た国はUAEだけでないためだ。昨年ポーランドは韓国からK2戦車とK9自走砲など124億ドル相当の兵器を購入した。過去最大だった韓国の昨年の全防衛産業輸出額170億ドルの73%がポーランドによるものだった。サウジアラビアも韓国にオイルマネーを一気に注いでいる。昨年11月のムハンマド皇太子の訪韓時に両国が締結したMOUは26件で総額290億ドル規模だ。