【社説】チャイナショック現実化、リスク管理しっかりしているか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.19 08:30
中国という「世界経済の成長エンジン」が消えている。市場経済を導入した1978年以降10%を超える高速成長を続けてきた中国が2010年代以降は1桁の成長率に落ち、ついに昨年は3%の成長にとどまった。コロナ禍元年だった2020年の2.2%を除けば文化大革命最後の年であり毛沢東が死去した1976年のマイナス1.6%以降で最悪の成績だ。
昨年の低調な成長率は「ゼロコロナ政策」のためだ。中国が封鎖を急激に解除し今年は経済が少し改善するという期待もある。だがコロナ禍前から最近10年間続いた成長率下落傾向を戻すのは大変だという見通しが多い。不動産バブルや企業・国の負債急増のようにこれまで高成長で隠されていた中国の構造的慢性疾患を考慮すれば、もう良い時期は終わったとみなければならない。中国経済がすでに頂点に達したという「ピークチャイナ」という言葉が膾炙する理由だ。