韓国航空会社、貨物機に改造した旅客機を相次いで復元
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.17 09:29
大手航空会社がこれまで貨物機に改造して使用していた航空機を旅客機に戻している。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波で急増した航空貨物の需要が減り、代わりに国際線旅客の需要が回復しているためだ。
アシアナ航空は16日、貨物機に改造した航空機7機を旅客機に復元したと発表した。アシアナは同日、最後の改造貨物機のエアバスA330航空機にエコノミー座席260席を装着する作業を終えた。同社の関係者は、「最近、国際線の需要回復に伴い、貨物機に改造したA350とA330の航空機をすべて旅客機に復元し、本格的な再開に備える計画だ」と述べた。実際、国際線旅客の需要は急増している。国土交通部の航空ポータルによると、昨年12月の韓国籍航空会社の利用客は205万6087人で、同年9月の96万7672人より2倍以上に増えた。
アシアナ航空は新型コロナの拡散が本格化した2020年9月、エアバスA350旅客機を23トンの貨物積載が可能な貨物機に改造して運営した。その後、世界的航空貨物需要の増加に合わせて、計7機(A3504機、A3303機)の旅客機を貨物専用に改造した。