３月に開幕する「世界野球最強国決定戦」、第５回ワールドベースボールクラシック（ＷＢＣ）に適用される大会規定がほぼ決まった。タイブレークを延長１０回に操り上げ、投打を兼ねる選手のための規定を新設するなどの変化が目を引く。

ＷＢＣ組織委員会は今大会に適用する主要規定を本大会参加国２０カ国に送った。６年前に開催された第４回大会と大半が同じだが、いくつか重要な変化がある。

「タイブレーク制」の開始時点が延長１１回から１０回へと１イニング繰り上げられた。また米メジャーリーグ（ＭＬＢ）のように走者を一、二塁に置くのではなく二塁だけに置く方式に変えた。

ＷＢＣの核心規定の一つ「タイブレーク制」は２０１３年の第３回大会当時に延長１３回から適用され、２０１７年には延長１１回、そして今大会では延長１０回に適用時点が繰り上げられた。試合時間を減らすための努力の一環だ。

このようにタイブレークが試合の勝敗の変数として重要度が高まり、韓国もこれを考慮しながら選手団を構成した。タイブレーク状況を念頭に置いて代走、守備固め要員を含めた。

ＷＢＣの特色の一つ、投球数制限規定は原案通り維持された。練習試合では投手が最大４９球まで投げることができる。本大会での限界投球数は第１ラウンド基準で最大６５球、８強トーナメント以降は最大８０球、準決勝以降は最大９５球だ。

３０球以上を投げれば１日間、５０球以上なら４日間は必ず休むという規定も同じく適用される。２日連投する場合も１日間休まなければいけない。

一方、今大会に新しく導入される「大谷ルール」にも関心が向かう。投打を兼ねるメジャーリーガー大谷翔平（ＬＡエンゼルス）のためにＭＬＢが昨年導入した規定で、先発投手兼打者として出場した選手の場合、降板後にも指名打者として打線に残り、試合を出続けることができるという内容だ。

大谷は日本代表として出場し、第１ラウンドで韓国と対戦すると予想される。