【社説】CESの主役なったKスタートアップ、韓国経済の希望だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.10 10:52
韓国スタートアップが世界の注目を浴びた。5日から4日間の日程で米ラスベガスで開催された展示会「CES2023」がその舞台だった。新型コロナのパンデミックが落ち着いた中で今年のCESは3年ぶりの本格開催となった。174カ国から約3800社が参加した。韓国からは米国の次に多い約550社が参加した。歴代CESでも韓国企業の参加は多かったが、参加国基準で2番目となったのは初めてだ。この中にはサムスン電子、SK、LGエレクトロニクスなど韓国を代表する大企業もあるが、60%以上(約350社)が韓国のスタートアップだった。これらスタートアップは100余りの革新賞を受賞し、最高革新賞も4つ受けた。
今年1年間は世界経済が厳しいというが、韓国は特にそうだ。米国の相次ぐ政策金利引き上げについていこうと急激に上がった国内金利、米中技術覇権競争のためサプライチェーンが変化しながら市場を失う状況などが韓国経済には寒波となった。韓国経済の80%以上を担ってきた大企業がいつまで持ちこたえられるかも疑問だ。かつて中国市場で大きなシェアを占めたスマートフォンと化粧品はすでに大陸で拠点を失って久しい。韓国産業を代表する半導体も台湾・米国などとの競争に苦しんでいる。大企業だけではない。景気沈滞で資金調達が難しくなり、スタートアップが「投資の崖」に直面している。スタートアップアライアンスによると、先月の国内スタートアップ投資金額は前年同月比で30%以上も急減した。