「日本の人工衛星も米国が守る」…宇宙に拡大する「日米安保協力」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.10 07:51
日米両政府が米国の日本防衛義務対象に「宇宙空間」を含める方向で最終調整中だと、日本経済新聞が9日報じた。これを受け、日本が運用する人工衛星も米国の防衛義務対象に入るとみられる。
報道によると、両国政府は11日(現地時間)に米ワシントンで開かれる日米外務・国防閣僚協議(2プラス2)で共同文書にこうした内容を盛り込むことを目標に協議中だ。米国側が先に対日防衛義務の適用範囲調整を日本側に伝えたと、同紙は伝えた。13日に予定されたバイデン大統領と岸田文雄首相による日米首脳会談でも、安保関連の共同文書にこうした内容を含める方向で調整中という。
日米安全保障条約5条は、日本国の施政の下にある領域に武力攻撃がある場合、米国が対日防衛をすると規定している。宇宙には国境の概念がないが日本が運用する人工衛星などを日本の主権が及ぶ範囲と定義し、他国の攻撃を受ける場合、日米両国が武力を利用して対抗する姿勢を明らかにし、抑止力に連びつけるという構想だ。