<新年企画>「積弊」のレッテル恐れ目をつぶった海外資源開発…韓国は11%、日本は40%
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.02 10:54
国際原油価格と天然ガス価格が今年も高水準を維持するという観測が出ている。銅やコバルトなど鉱物価格も同じだ。ただエネルギー需給費用を節約するためだけでなく、いまは安全保障次元で資源開発に出るべきとの声が高まっている。
韓国石油公社によると、先月30日の国際原油価格(ドバイ原油)は1バレル=79ドルだ。昨年一時120ドルまで上昇したのと比較すると下がっているが、2021年の平均69ドルと比較すれば依然として高い。同日米国先物市場で天然ガスは100万BTU当たり4.5ドルで取引された。ピーク時よりは落ちたが、1~2ドルで推移していた2019~2020年より2倍以上高い。韓国政府は2023年経済政策方向を通じ国際原油価格が年平均で1バレル=88ドルに達すると予想するなど高い価格が維持されると予想した。
変数は大きく2種類だ。ロシアとウクライナの戦争長期化と中国の防疫緩和だ。ロシアの戦争が続くほど特に天然ガスを中心に高い価格水準が維持されるだろうという見通しが出ている。対外経済政策研究院によると、2020年基準でロシアの天然ガス輸出量は世界の25%を占める。新型コロナウイルスにより封鎖している中国が防疫を緩和して開放する場合、石油とガスの需要急増でエネルギー価格が高騰するという懸念も出ている。