「韓国・日本、北ミサイル探知・追尾レーダー情報の即時共有を検討」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.02 08:31
韓日両政府が北朝鮮ミサイルを探知・追尾するレーダー情報を即時共有する方向で検討を始めたと、読売新聞が両政府関係者を引用して1日報じた。韓日両国のレーダーシステムを米国のインド太平洋司令部を経由して接続する案だ。現在、韓国軍と在韓米軍、日本自衛隊と在日米軍はすでにそれぞれのシステムでつながっていて、ミサイル情報を即時共有する。韓国と日本は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に基づき北朝鮮ミサイル関連情報を事後交換するが、発射即時に情報を共有するシステムはない。
韓国は日本より地理的に北朝鮮に近いため、北朝鮮が発射したミサイルを地上配備レーダーやイージス艦などで先に探知することができる。一方、日本は地球の曲面のため北朝鮮のミサイルが一定の高度以上に上昇してこそ探知が可能だ。日本のイージス艦は米国の早期警報衛星が探知した発射地点と方向、速度などの情報に基づき、一定の空域でレーダーを稼働してミサイルを追跡するが、日本防衛省の関係者は「すぐには見つけられないケースもある」という。