月探査機「タヌリ」、月軌道に安着…韓国が「Moon7国家」に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.29 09:20
「国民の皆さん、大韓民国のタヌリが月をとらえました。タヌリの月軌道投入の成功を発表します」。
韓国初の月探査機「タヌリ」が任務軌道進入に成功した。これで韓国はロシア、米国、日本、欧州、中国、インドに続いて世界7番目の月探査国となった。1992年に初めて独自の人工衛星「ウリビョル1号」を打ち上げてから30年目、「深宇宙探査」の第一歩を踏み出すことになったのだ。
科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院(航宇研)はこの日、タヌリが任務軌道の月上空100キロ(軌道により70-130キロ)に無事に到着したことを27日に確認したと明らかにした。呉泰錫(オ・テソク)科学技術情報通信部第1次官はこの日、政府ソウル庁舎で開かれたブリーフィングで「8月5日に地球を出発したタヌリは145日間の航行の末、月に到着した」とし「タヌリの軌道投入成功で2032年の月着陸船打ち上げ計画が現実的な目標になった」と述べた。