米国「北朝鮮、囚人受け入れのロシア傭兵会社に武器販売」…ワグネル「憶測にすぎない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.23 10:53
北朝鮮がウクライナ戦争に投入されたロシア民間傭兵会社ワグネルグループに武器を販売したと、米ホワイトハウスが22日(現地時間)明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官はこの日、電話ブリーフィングで「北朝鮮が先月ワグネルグループが使用する歩兵用ロケットとミサイルをロシアに伝えた」と述べた。具体的にどれほど脅威したかには言及しなかった。ただ、カービー調整官は「ウクライナ戦争の様相を変えるほどではない」と評価した。今回はワグネルを対象にした最初の武器引き渡しとみられるが、カービー調整官は「北朝鮮が追加で軍事装備を供給することを計画している」と懸念を表した。
ワグネルグループは、プーチン露大統領の料理人だったエフゲニー・プリゴジン氏が2014年に設立した。シリアやアフリカなどロシアが介入した紛争地域に残酷な傭兵を派遣して悪名を馳せ、ウクライナ東部のドンバス地域でも親ロシア分離主義勢力を非公式的に支援してきたと伝えられる。今年初めにはウクライナのゼレンスキー大統領暗殺のために傭兵を首都キーウに派遣するなどウクライナ戦争初期から深く介入した。