【コラム】「R」の嵐が押し寄せる=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.20 11:31
毎年11月11日になると世界最大のオンラインショッピングイベントと呼ばれる中国の光棍節が開かれる。この期間に中国の大型ショッピングモールは秒単位で販売実績を伝える電光掲示板ショーをしたりした。先月12日0時でこの行事は幕を下ろしたが、中国の電子商取引業者はこの14年で初めて販売実績を出せなかった。中国の消費は萎縮している。中国国家統計局は15日、11月の小売り販売が前年同期より5.9%減少したと発表した。上海が全面封鎖された5月にマイナス6.7%を記録し6月からプラスに転じたが、10月のマイナス0.5%に続き再びマイナス成長を記録した。
経済の流れがおかしくなり中国は3年間守ってきた「ゼロコロナ」から防疫を大幅に緩和する「ウィズコロナ」に急いで船首を向けた。だが多くの専門家は今年の経済成長率が目標値の5.5%達成どころか昨年の8.1%の半分にも満たない3%ほどにすぎないだろうと口をそろえる。新型コロナウイルス規制緩和で経済活動は自由になるだろうが感染者が急増して生産と消費が打撃を受ける可能性が大きいためだ。