【社説】韓半島めぐる北東アジアの安保脅威の増幅直視しなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.19 10:49
新年を10日後に控え韓半島(朝鮮半島)をめぐる北東アジアの安全保障情勢は不安になるばかりだ。北朝鮮はきのう東海上に準中距離弾道ミサイル(MRBM)2発を発射した。先月18日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射してから1カ月ぶりだ。今年だけで36回、65発の発射だ。15日にはICBM用大出力固体エンジンの燃焼実験を平安北道東倉里(ピョンアンブクド・トンチャンリ)の西海衛星発射場で実施した。固体エンジンで作ったICBMは発射時間を短縮でき迎撃などの対応が難しい。米国を威嚇し韓米同盟を揺さぶりかねない状況の進展だ。
同時に日本は敵基地を攻撃できる「反撃能力」を備え、防衛費を5年以内に2倍に増額するという内容の安保文書を公開した。外部から攻撃を受けた場合に自衛権次元でミサイルなどにより敵の攻撃原点を打撃するという作戦概念だ。日本はこれに必要な射程距離1250キロメートルのトマホークミサイル500発も確保するという。日本が防衛費を国民総生産(GDP)の2%まで引き上げれば世界3位の軍事費支出国になる。