韓米の金利逆転幅が22年ぶりに最大だが…韓銀、ジレンマ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.16 07:56
米連邦準備制度理事会(FRB)がビッグ・ステップ(政策金利0.5%ポイント引き上げ)を踏んで韓国と米国の金利逆転幅が1.25%ポイントへと広がった。2000年10月(1.5%ポイント)以降、22年余りぶりの最大幅だ。韓米政策金利差だけを見ると、韓国銀行も利上げの歩幅を広げなければならないが、冷え込みが厳しくなる景気と資金市場の不安など国内の環境が一筋縄ではいかない。韓銀が来年1月に政策金利を0.25%ポイント引き上げた後、利上げをストップするだろうという観測が有力な理由だ。
FOMCの結果を受けて、韓国金融当局は15日、緊急マクロ経済金融会議を通じて「市場の予想から大きく外れなかった」〔秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副総理兼企画財政部長官〕という評価を出した。FRBは金利水準を高めたものの、速度調節を示唆したことから、韓銀も金融市場に大きな衝撃を与えかねない追加ビッグ・ステップに対する負担を減らした。