韓国の渓谷殺人2審開始…検察「ガスライティング殺害」vs被告側「救助行為した」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.15 11:10
韓国では「渓谷殺人」イ・ウンヘ被告(31)の犯行に対する2審が始まった。検察は1審で認められた間接殺人ではなくガスライティングによる直接殺人としてやり直してほしいと2審裁判所に要請した。イ・ウンヘ被告側は適切な救助行為をしたとして無罪を主張している。
検察は14日、ソウル高裁刑事第6-1部(ウォン・ジョンチャン、チョン・チョンリョン、カン・ギョンピョ部長判事)の審理で開かれた控訴審初公判で「心理支配の有無に関して控訴審で判断を改めて求めたい」と控訴理由を明らかにした。続いて「原審は作為(積極的行為)による殺人容疑を無罪と判断したが、その根拠の一つが被害者がイ・ウンヘに心理支配を受けなかったという点だった」とし「ところが原審で検察が提出した専門家鑑定書によると、被害者は心理支配状態にあったと十分に認められる」と主張した。