サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会で露出の多い衣装で注目されたクロアチアのモデルでインフルエンサーのイワナ・ノールさんが破格な優勝公約を掲げた。

ノールさんは１２日、ドイツのスポーツメディアとのインタビューで「クロアチアが（Ｗ杯で）優勝すればどうするか」と問われ、「国旗が落ちるだろう」と答えた。

これに対してさまざまなメディアが「ヌードになると約束したもの」と解説した。ノールさんはこれまでクロアチアの象徴で国旗にも使われている赤いチェック柄の衣装を着てきた。「国旗が落ちる」というのは結局「ヌード」の公約ということだ。

ノールさんは露出の多い衣装が厳格に禁止されたカタールで果敢なファッションで視線を集めた。

ノールさんは１日の大会グループリーグＦ組クロアチア対ベルギーの試合が行われたスタジアムに露出の多い姿で現れて話題になった。

この日ノールさんはクロアチアを象徴する赤いチェック柄のブラトップを着て、ぴったりとした赤いレギンスを合わせた。

この時、カタールの伝統衣装姿で客席に座っていた男性２人が彼女から目を離せない様子がとらえられた。彼らは携帯電話を持ち出してノールさんを撮影するような姿を見せた。そのうち１人の男性は口元に笑みを浮かべていた。

英国サッカープラットフォームのトロールフットボールはツイッターアカウントに「男は男だ」というツイートとともにこの写真をシェアした。

ノールさんはこの写真を自身のインスタグラムに投稿し、「応援してくれてありがとう」と伝えたりもした。

イスラム文化圏であるカタールは服装規定が厳格だ。外国人応援団の服装に対する法的制裁はないが、カタール政府は今大会に先立ち「公共の場所ではひざと肩が出ない服を着ることを推薦する」と明らかにしていた。

だがノールさんはクロアチアの試合が行われるたびに露出の多い服を着て目を引いた。

ノールさんは先月２８日の英インディペンデントとのインタビューで、「私はムスリムではなく欧州でヒジャブとニカブを尊重するならば彼らも私たちの生活スタイルと宗教、さらにはこうしたドレスを着た私を尊重すべきと考える」と自身の考えを明らかにした。

続けて「服のために逮捕される危険を感じたことはあるか」という質問に、「私は決してそんなことを恐れない。私のドレスはだれかを害さない」と答えた。

一方、ノールさんは今回の大会でクロアチアに敗北した日本とブラジルを茶化す動画を自身のインスタグラムに上げて炎上したりもした。

ノールさんは１０日、クロアチアがブラジルをＰＫ戦で下して勝った後、自身のインスタグラムに踊る動画を上げ「帰り道に鳩ダンスを踊ってください」と書いた。投稿にはブラジル国旗が添えられた。

鳩ダンスはブラジルの攻撃手リシャルリソンがゴールを決めた後にするセレモニーで、両手を腰に当てて頭を前後に動かす動作だ。ノールさんはその前には寿司を食べる動画を上げて日本をからかったりもした。

クロアチアは１３日にカタールのルサイルスタジアムでアルゼンチンとの準決勝戦を行う。