グループＢＴＳ（防弾少年団）の最年長ＪＩＮ（３０）が１３日、陸軍前方師団の新兵教育隊として現役入隊する。

所属事務所ビッグヒット・ミュージックによると、ＪＩＮは同日午後、京畿道漣川（キョンギド・ヨンチョン）の第５師団新兵教育隊に入所する。５週間の基礎軍事訓練を終え、現役兵として配置される。

１９９２年生まれ（満３０歳）でＢＴＳで最年長のＪＩＮは、２０２０年改正された兵役法によって文化体育観光部長官の入営延期推薦を受け、年末まで入営が延期されていた。しかし、兵役の義務を履行するという自分の意志によって、先月入営延期取り消し願を出し、年内入隊が確定した。

同日、入所将兵や家族、そして一部のファンが殺到し、現場が非常に混雑するものと予想される。これに伴い、安全のためにＪＩＮは別途の公式行事なしに入所する。

ビッグヒット・ミュージックは「新兵教育隊入所当日、別途の公式行事はない」として「現場混雑にともなう安全事故の予防のためにファンの皆さんは現場訪問を控えてほしい」と呼びかけた。

軍は入所日の現場にファンと取材陣など人が集まると予想し、自治体などとともに現場総合状況室を運営する。

京畿北部警察庁も当日、現場周辺に警察機動隊など３００人が配置され、秩序維持と交通管理などを行うことにした。

陸軍関係者は前日、国防部定例ブリーフィングで「現場の安全統制のため、陸軍と自治体および関連機関が協議して総合状況室を運営し、消防は応急患者発生に備えて救急車を待機させる」とし「安全事故の予防に隙がないように取り組む」と述べた。

この関係者は特に関心を集める入営後の服務計画については「通常の韓国将兵と大きく変わらないだろう」と説明した。

ＪＩＮは２０１３年６月、ＢＴＳとしてデビューし、チームのボーカルを務め、ハンサムな見た目と清涼感のある声で人気を集めた。

ＪＩＮは入隊方針を明らかにした後、今年１０月２８日にはバンド・コールドプレイとコラボした初のソロシングル『Ｔｈｅ　Ａｓｔｒｏｎａｕｔ』をリリースし、発売初日に７０万台の販売高を記録した。

ＪＩＮは先月日本で開かれた「ＭＡＭＡ　ＡＷＡＲＤＳ」でメンバーのＪ－ＨＯＰＥとの電話連結を通じて「私はもう公式席上で当分会えないだろうが、次にまた良い音楽を持って会いたい」として「皆さん、軍隊に行ってきます」と感想を明らかにした。

ＪＩＮがチームで初めて入隊することで、ＢＴＳも「軍白期」（軍服務による空白期）を迎えることになった。所属事務所は２０２５年チーム活動再開を希望している。ＪＩＮの除隊予定日は２０２４年６月１２日だ。