イラン「自爆ドローン」vs米国製「HIMARS」…ウクライナ戦の意外な展開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.12 12:06
ロシアが10日(現地時間)、イラン製自爆ドローン(無人機)を利用した空襲を再開し、ヘルソン・ミコライウ・オデッサなど南部都市をターゲットに大々的な攻撃を加えた。同日、ウクライナは米国から支援を受けた高速機動砲兵ロケットシステム「HIMARS」を前面に出し、ロシア占領地メリトポリを攻撃した。ロシアはドローンで、ウクライナは多連装ロケットで一進一退の兵器戦争を繰り広げている。
ロイター通信とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、ロシアは同日、ウクライナ南部の都市全域に数百機のドローンを発射した。特に、南部港都市オデッサは前日の夜からエネルギー基盤施設と民間居住地がドローンの攻撃を受け、地域内のほぼすべての区域で電力供給が途絶えた。オデッサ地方軍司令部のセルヒ・ブラチュク報道官は「オデッサの電力網が完全に復旧するには少なくとも2~3カ月はかかるだろう」と明らかにした。
ウクライナは防空網を稼動してドローンを迎撃したが、一部のドローンが防空網を避けて目標物を打撃した。ウクライナ南部作戦司令部はヘルソン地域でドローン4機、ミコライウで4機、オデッサで2機を迎撃したと伝えた。