話にもならなかった「中ロ同盟」…手を組めば韓国に大きな脅威
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.11 09:36
新冷戦が地球に影を落としている。米国と米国の同盟国がひとつの軸に、中国とロシアがまた別の軸にある対決構造が新冷戦だ。数年前までは「新冷戦」という単語を出せば「話にならない」という評価を受けた。中国とロシアは同じ権威主義体制で、米国中心の秩序に反対しているが、野心が大きい両国が組んでひとつの軸にはならないだろうと予想したからだ。
しかし状況は変わった。軍事同盟までではないが、両国は軍事的に近づいている。先月30日に中国とロシアの戦略爆撃機は韓国の防空識別区域(KADIZ)と日本の防空識別区域(JADIZ)で合同編隊哨戒飛行をしたのに続き、相手方の基地に互いに着陸する訓練までしたのが代表的事例だ。中国とロシアの戦略爆撃機が互いの基地に着陸したのは今回が初めてだ。
戦略爆撃機は核攻撃ができる。韓国と日本、そして両国にある米軍基地を威嚇するのが今回の合同訓練の目的だ。また、核戦争力のひとつなので戦略爆撃機の性能は軍事機密だ。それでもロシアの戦略爆撃機が中国の基地に、中国の戦略爆撃機がロシアの基地に着陸したのはすでに両国が軍事分野において一定レベルの信頼を蓄積したという証拠だ。