<酒に寛大な飲酒共和国、韓国>「一人酒」「ホーム酒」急増
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.12.10 10:46
「現実的に酒を飲まずに職場生活をするのは不可能だと思う。強要はかなりなくなったが、一度に飲み切らずに残すと何か言われることも多い。顧客や協力会社の接待など業務を円滑にするうえで酒が必須だと考える雰囲気がまだ強い」。
製造業者勤務14年目の会社員チョンさん(39)は体内アルコール分解酵素が少なく、酒を1杯だけ飲んでも顔が赤くなる。酒を頻繁に飲めば心血管疾患にかかる確率が高く、二日酔いもあるが、チョンさんは今日もやむをえず酒を飲む。新型コロナが緩和してまた会食が始まったが、職場では男性職員の「非飲酒」を許容する雰囲気でないからだ。チョンさんの職場では会食で酒をかなり飲んでも翌日になんともなく早い時間に出勤するのが「美徳」だ。会食だけでなく業務にも酒が伴う。過度な飲酒で吐いたり胃炎になったりしたことも少なくない。特に年末には酒の席がさらに増えるため心配している。