韓国上場企業も借金増える…短期負債が207兆に急増
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.09 07:30
モバイルゲーム開発会社「ネットマーブル」は昨年7-9月期の時点では現金流動性が良かった。1年内現金に変えることができる流動資産は1年内に返さなければならない流動負債をすべて返しても6600億ウォン(約685億円)が残った。だが、昨年10月にソーシャルカジノゲーム会社「スピンエックス」株を取得しながら流動性が大きく悪化した。買収資金用途として調達した1兆6000億ウォン以上のドル負債がドル高によって増えたためだ。この余波でネットマーブルの流動比率は昨年7-9月期164.4%から今年7-9月期41.1%へと大きく落ち込んだ。
有価証券市場〔総合株価指数(KOSPI)〕に上場された石油化学会社「ロッテケミカル」は今年に入って現金流動性が急激に悪化した。中・長期事業基盤を確保する次元で今年10月にバッテリー素材企業「日進マテリアルズ」の経営権(持株53.3%)を2兆7000億ウォンで買収する本契約を締結して大規模な出資が不可避となった。