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【社説】韓国の新国防白書「北朝鮮政権は敵」規定、「時すでに遅し」だ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.07 11:32
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尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府になって来月初めて発刊する国防白書に「北朝鮮政権と北朝鮮軍はわれわれの敵」という表現が2016年以来6年ぶりに入るという。この5年間、文在寅(ムン・ジェイン)政府で北朝鮮の核・ミサイルが高度化する中でも平和至上主義が横行し、韓国国民の安保意識を混乱させた事実を振り返ると極めて当然の措置だ。

政府筋は昨日、「新政権の国政課題で提示された通り、北朝鮮政権と北朝鮮軍を敵と見なす表現が国防白書の草案に入った」と伝えた。これに先立って5月、大統領職引継ぎ委員会は「110大国政課題」を発表し、「北朝鮮政権と北朝鮮軍が韓国の敵」であることを明確に認識できるように国防白書などに記す案を検討する」と明示した。

 
2年ごとに発刊される国防白書は、これまで政治的論議の対象だった。国家安保戦略の核心とされる主敵、または敵の概念は明確で揺れがあってはならないが、政権の色によって主敵概念は右往左往した。主敵概念は1994年、北朝鮮代表の「ソウルを火の海に」暴言を契機に1995年国防白書に初めて明記され、2000年までそのまま維持された。金大中(キム・デジュン)政府になって南北和解局面がつくられると、2004年国防白書は「直接的軍事脅威」という表現に代替した。李明博(イ・ミョンバク)政府時代の2010年、北朝鮮の天安(チョナン)沈没事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃後に発刊された国防白書に「北朝鮮政権と北朝鮮軍は敵」という表現が再び登場し、2016年朴槿恵(パク・クネ)政府まで維持された。

ところが、文在寅政府は2018年と2020年の国防白書に北朝鮮を敵と規定した表現を削除した。「主権・国土・国民・財産を脅かし、侵害する勢力をわれわれの敵と見なす」という文句に置き換えた。このため、敵の概念があまりにも包括的で曖昧だという指摘を受けた。その後5年近く、韓国軍はもちろん一般国民まで安保意識が丸ごと揺れる混乱期を経験した。2017年の6回目の核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射試験を終えた北朝鮮は、2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪を契機に偽装平和攻勢に出た。文政権は北朝鮮の非核化への意志を盲信し、南北首脳および米朝首脳会談に重点を置いた。

偽りの平和に没頭する中、安保意識は失われてしまった。文政権が平和至上主義に酔い、韓米軍事演習を中止し、北朝鮮の挑発に対する軍事的対応能力を低下させたという批判も浴びた。陸軍士官学校の必須科目から「韓国戦争史」を外した。

ついに民主労総は公然と在韓米軍の撤収を主張する政治闘争を日常的に行っている。安保意識の現住所を示す生々しい事例だ。敵の概念を明確にした国防白書の発刊を機に、尹政府は安保戦略を精巧に整えて正常化し、安保警戒心を蘇らせてほしい。

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