<W杯サッカー>ロナウド抜けると爆発した競技力…ポルトガル、6-1でスイスに完勝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.07 09:18
クリスティアーノ・ロナウド(無所属)が先発ラインナップから抜けたポルトガルがスイスに大勝し、カタールワールドカップ(W杯)8強に最後に合流した。
ポルトガル代表は7日午前4時(日本時間)にルサイルスタジアムで行われたカタールワールドカップ(W杯)16強戦でスイス代表に6-1で完勝し、8強入りした。2001年生まれのゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)がハットトリックを達成して大活躍した。
ポルトガルはPK戦で巨艦スペインを退けたアフリカの伏兵モロッコと4強をかけて対戦する。共にイベリア半島に位置し、韓国-日本に劣らないライバル関係にあるポルトガル-スペインの対戦カードに期待が集まったが、スペインが敗退したことでライバル戦は実現しなくなった。
ボール支配率、シュート数、パス成功率などに大きな差はなかったが、勝負はゴール決定力で分かれた。ポルトガルは14本のシュートのうち有効シュート9本、6得点だった半面、スイスは9本のシュートのうち有効シュート3本、1得点だった。
ポルトガルは前半17分、ラモスの先制ゴールをはじめ、ペペ(前半33分)、ラモス(後半6分)、ゲレイロ(後半10分)、ラモス(後半25分)、レオン(後半47分)のゴールが続いて6得点した。スイスはマヌエル・アカンジが後半13分にゴールを決め、零敗を免れた。
ポルトガルのスター、ロナウドは先発メンバーから抜けた。試合前にフェルナンド・サントス監督との不和説が浮上し、実際にベンチからスタートしたロナウドの状況に関心が集まった。サントス監督はスイス戦の公式記者会見で「韓国戦で後半に交代する過程で趙圭誠(チョ・ギュソン、全北)と神経戦をしたロナウドの行動が気に入らない」とし「私はその場面が気に入らなかった。この問題について(選手と)対話した」と明らかにした。
ロナウドはライバルでありアルゼンチンの主砲リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)らと共に今大会の最高のスターとして注目されているが、期待以下の競技力でサッカーファンを失望させている。ポルトガルメディアのアボーラが4日、「ロナウドをずっと先発メンバーに入れるべきか」というアンケート調査を実施したところ、回答者の70%が「入れるべきでない」と答えた。
試合中、ポルトガル選手がゴールを決めるたびに競技場内の電光掲示板にはロナウドの顔が登場した。笑みを見せながらもぎこちない表情が繰り返された。ロナウドは後半29分、ジョアン・フェリックスと交代してグラウンドに入ったが、目を引くような活躍はできずアシスト・得点もなかった。
監督との不和説が提起されたうえ、ファンの期待感が以前ほどでない状況で、自身が抜けたポルトガルが高い競技力を見せ、ロナウドはまた試練を迎えることになった。
一方、ポルトガルが最後の16強戦で勝利し、カタールW杯の8強が出揃った。
◆カタールW杯の準々決勝日程(日本時間)
クロアチアvsブラジル 12月10日0時
オランダvsアルゼンチン 12月10日午前4時
モロッコvsポルトガル 12月11日0時
イングランドvsフランス 12月11日午前4時