【コラム】風と星と光になった魂のように…=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.06 11:13
梨泰院(イテウォン)惨事の悲しみがなかなか落ち着いてくれない。まもなく49日を迎え、惨事100日、1周忌を追悼するかもしれないが、遺族が経験する悲しみの重さは薄情な歳月にも決して軽くはならないだろう。耐えがたい苦痛を抱え込んだ残された人々にとって、時には百の言葉よりも一曲の歌が大きな慰めになることがある。
セウォル号惨事に続いて、今回も追慕曲『千の風になって』が多くの人々の悲しみを慰めた。今回の惨事で知人を失った筆者もまた、歌を繰り返して聞いて頬を涙で濡らした。歌の原曲は日本の『千の風になって』だ。広告・写真・作曲など多才多能な日本有名文筆家、新井満氏が2003年末に作者未詳の英詩を日本語に翻訳してメロディを付けた。がんで妻を失って悲嘆に暮れている友達を慰めるためだった。
「私の写真の前で泣かないでください/私はそこにはいません(中略)私は千の風 千の風になりました/あの広い空の上を自由に飛んでいます/秋には穀物を照らす暖かい光になります(中略)夜には闇の中で星になってあなたを見守ります…」(韓国の歌詞を直訳)