韓国、東南アジア向け輸出2カ月連続急減…2位の貿易市場も揺れる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.06 09:19
1156億ドル。まだ1カ月残っているが年間最高実績となった東南アジア向け輸出額だ。2年連続で記録を塗り替えた。5日の「貿易の日」に合わせてこうした実績を公開した韓国政府は、東南アジアなどへの輸出が増え対中依存度が緩和されたと強調した。
だが最近の雰囲気はバラ色の数値とは全く異なる。下落傾向が長引く中国、半導体など伝統的な1位市場だけでなく2番目に大きい輸出地域である東南アジアまで揺らぐ様相が明確だ。東南アジア市場への輸出減少傾向は10-12月期に入り険しくなっている。
韓国貿易協会によると、1~9月の東南アジア向け輸出増加率は26.1%と集計された。米国向けの17.0%、欧州連合(EU)向けの7.8%などを上回り主要地域のうち最も高かった。ロシアとウクライナの戦争などの悪材料を乗り越え輸出成長を牽引したのだ。輸出額に占める割合も18.6%で中国に次ぐ座を固めた。