<W杯サッカー>大腸がんと戦う「サッカーの皇帝」…ブラジル、韓国戦で勝利を捧げた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.06 08:39
ブラジルは6日(韓国時間)、カタール・ドーハの974スタジアムで行われた韓国との2022カタールW杯16強戦で4-1で制した。準々決勝に進んだ喜びもつかの間、ブラジル選手たちは一斉にベンチに駆けつけ、あらかじめ準備した横断幕を広げた。横断幕には「サッカーの皇帝」ペレの名前と顔が描かれていた。横断幕を囲んで笑いながら記念写真を撮影した。
ブラジル選手団が「ペレ横断幕」を取り出した理由は、ペレ(82)が大腸がん闘病中というニュースが大会の途中に伝えられたからだ。ペレの家族によると、ペレは現在抗がん治療が進行中だ。最近は新型コロナ感染による呼吸器疾患で入院した。同日、ブラジル選手たちはもちろん、チチ監督もペレの快癒を祈った。ブラジルのファンは同日、ペレの姿が描かれた横断幕を観客席の所々にかけた。ペレは世界最強のブラジルサッカーでも最も偉大な選手に挙げられる。彼は1958・1962・1970年ワールドカップ(W杯)の優勝を導いた。17歳で出場した1958年スウェーデンW杯から6ゴールを決め、ブラジルに優勝トロフィーを手に入れた。国際オリンピック委員会(IOC)はペレをサッカーを越えて「20世紀最高の運動選手」に選んだ。