【社説】韓国のW杯16強入り、奇跡でなく血、汗、涙の成就だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.05 11:31
韓国が劇的な逆転ゴールでワールドカップ(W杯)16強(決勝トーナメント)進出に成功した。同じ時間帯に行われたH組の試合でガーナがウルグアイに敗れるという幸運もあったが、BTS(防弾少年団)の曲名のように選手たちの「血、汗、涙」がなければ不可能だった。特にFIFAランキング9位のポルトガルに2-1で勝利したのは選手たちの実力のためだった。ガーナ戦で敗れた後、スポーツ分析会社が提示した韓国の16強進出の可能性は9%だった。しかし安貞桓(アン・ジョンファン)MBC解説委員の言葉のように、選手の犠牲と努力が100%をつくった。12年ぶりの16強入りが単なる奇跡だけでない理由だ。
「大きく蹴り込むだけ」と評価された韓国サッカーは2002年W杯で4強入りして以降、成長を繰り返した。2010年に初めて国外W杯16強を達成し、孫興ミン(ソン・フンミン)など世界レベルの選手らを輩出した。この4年間、代表チームはパウロ・ベント監督と共に多様なパスとクロスで空間を生み出す「ビルドアップ」サッカーを築いた。
サッカー統計サイトFotMobによると、今回のW杯で韓国の平均ボール支配率は53.5%で13位、有効シュートは1試合あたり4.3本で11位、正確なクロスは1試合あたり7.3回で2位だ。実際、ウルグアイ戦は試合の前半を支配し、ガーナ戦では22本のシュートで相手を圧倒した。