米情報当局トップ「北朝鮮、挑発しても『中国が責任を問う可能性は小さい』と判断」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.05 11:02
米情報当局のトップは、「今年、北朝鮮が相次いでミサイル挑発を強行した背景には、中国の制止がないという恣意的な判断が働いた」と述べた。
3日(現地時間)、ロイター通信などによると、同日カリフォルニア州シミバレーで開かれたレーガン国防フォーラムに出席したアブリル・ヘインズ米国家情報局(DNI)局長は、「最近の北朝鮮の挑発には様々な理由がある」とし、「北朝鮮は中国が(挑発に対して)責任を問わない可能性が大きい状況にあることを認識しているようだ」と述べた。また、中国が「ゼロコロナ」封鎖政策に対する抗議デモなど国内問題をさらに気にするのではないかという指摘に「中国は確かに国内問題で複雑な状況だ。直ちに(北朝鮮以外に)気を使わなければならないことが多い」と述べた。
ヘインズ局長はウクライナ事態以降、国際秩序の変化に言及した後「北朝鮮はロシアに影響力をさらに行使できる状況」とし、国連で追加の対北朝鮮制裁が難しくなったと付け加えた。さらに、北朝鮮の7回目の核実験動向を注視しているとし、「追加の核実験は依然として可能だ」と述べた。前日、ネッド・プライス米国務省報道官も「バイデン大統領が最近、韓国・日本の首脳と会談するなど、北朝鮮の7回目の核実験を含むすべての非常事態に備えるために同盟と緊密に協力している」と述べた。