<W杯サッカー>試合中にマスクはずして危険な疾走…孫興民が話すその瞬間(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.04 12:55
「はずしてはだめでしょう、事実。考えてみれば手術してから1カ月ほどになったようですが。骨がくっつくのに最小3カ月かかる。骨がうっすらとくっついたとしても足りない状況なのに、私はやむを得ずしなければならない位置にいて、私が好きで任務を理解してやっているため、その瞬間マスクをはずした。良くなったのではなく依然としてリスクを甘受しながらやることだ。少しでも可能性があるならばどのようにでもしなければならないのが任務だ」。
ポルトガル戦終盤で顔面の保護マスクをはずして手に持って走った孫興民(ソン・フンミン)が試合後にミックスゾーンで明らかにした話だ。
孫興民は日本時間3日、カタールのエデュケーションシティスタジアムで開かれたサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会のグループリーグH組最終戦のポルトガル戦に先発出場し、2-1の勝利と劇的なベスト16進出に寄与した。特に1-1で拮抗した後半アディショナルタイムのドリブル突破後の絶妙なパスで黄喜燦(ファン・ヒチャン)の決勝ゴールをアシストした。先月初めに顔面手術を受けた孫興民はこの日試合途中にマスクをはずして手に持って走り付け直したりもした。